防災運用塾（６）　非常持ち出し品

第6回　非常持ち出し品について



あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
今年は、辰年と言うことで、昇り龍のように上昇が続くと良いですね。

年末年始の時期が入り、一週サボってしまいました。
新年第一回目は、非常持ち出し品について考えました。
最近よく非常持ち出し袋とか、災害非常用物品とかいろいろな名前で銀色のリュックサックに、カンパン、ティッシュ、手袋等組み合わせて通販等で販売のを見かけることが多くなりました。

ご家庭でも用意されているの方も多いのではないでしょうか？
ところで、ご家庭では意外と非常時持ち出し品をリストアップされていないのではないでしょうか。
非常持ち出し袋等が必要になる場面では、恐らく安全な場所への避難や、避難場所での生活の可能性に直面する場合かと思います。
容易に、自宅へ戻って追加であれこれ持ち出すことができないのではないかと思います。
これらに備えて、ご家庭で何が必要か考える必要があるのではないでしょうか。
ご家庭毎に必要物品、優先順位は変わると思いますし、その必要量も変わります。

特に考える必要があるのは、避難に際して時間的余裕があるのかないのか、季節に応じて何が必要なのか、医薬品、常備薬はどうするのか。
また、それらの物品は大体どの辺に、いつもどの辺にあるのか。
緊急時に家族の誰でもが、非常持ち出し品を準備できるように、通常から周知している必要があるかと思います。
どの位必要なのかは、また別の機会に考えたいと思います。

昨年の東日本大震災の津波では、非常持ち出し品すら持ち出す事ができなかった方々が多くいらっしゃいました。まず、「命」次に必要最低限の物品とご家族の皆さんで話し合い、優先順位と手順等を決めリストアップする事をおすすめします。

新年早々の話題ではないかもしれませんが、昨年の出来事を踏まえ自分たちで出来る事を考え、個人から地域へと輪を広げる事で、最低限の被害で済ませる事が出来れば良いですね。

本コラムは、一つの考え方を掲示しています。
各自で御検証の上、最適な方法を模索して下さい。
また、ご意見・ご感想はメールにてお寄せ下さい。

最後までお付き合い下さいまして、ありがとうございました。