防災運用塾（7） 地震予測の報道について

第7回　地震予測の報道について

掲載間隔が開いてしまいました。
申し訳ございませんでした。
原則1週間～10日に1回の掲載を目指します。
今後ともよろしくお願いします。

ということで、今年に入ってから物騒な記事が紙面上を踊っています。
Ｍ７程度の地震が４年以内に７０％の確率で発生するという事が、
東大地震研究所の研究グループによって発表されました。
とは言っても、今の生活圏逃げ出せない方も多いかと思います。
まずは、身の回りの危険を認識し、出来るだけ事前に排除出来る物があれば排除し、緊急時の対策を検討する事が望ましいと思います。

首都圏直下型地震については、東京都防災会議、中央防災会議などで、阪神・淡路大震災を踏まえ、具体的な被害想定も出されています。
主な被害想定には・・・
・揺れ液状化による建物の倒壊
・屋内収容物の移動・転倒
・地震火災
・急傾斜・落下物・ブロック塀
・交通被害
で多くの被害が想定されています。
近年発生した（東日本大震災を除く）地震では、家具類の転倒・落下による
負傷者が、３５％～４９％と大きな割合を占めています。

具体的な資料は東京都防災ホームページで閲覧できます。
また、マスコミ等によるいろいろな情報がありますが、冷静に受け止めると共に、避難訓練をはじめとして、ご自分が対応できるものは何かを考えて積極的に事前準備される事が望ましいと思います。
併せて、風評に惑わされずに情報収集される事が良いのではないでしょうか。

本コラムは、一つの考え方を掲示しています。
各自で御検証の上、最適な方法を模索して下さい。
最後までお付き合い下さいまして、ありがとうございました。