防災対策ABC　（５）　防災教育

第5回　防災教育



先日梅雨明けして、本格的な夏が到来しました。
梅雨の間は、雨が多くじめじめして早く梅雨明けしないかと思っていましたが、
いざ明けてみると、とても暑いですね。熱中症にはご留意を。



今回は、防災教育について考えます。
ある大学教授にお伺いしたのですが、防災教育が有効なのは、中学生位までだそうです。
保育園・幼稚園生は本人というよりむしろ保護者や幼稚園等の職員が中心です。
3.11では、「釜石の奇跡」と言うことで、小学生に防災教育を施した学校の児童の多くが、生存できたことが有名です。

小学生などは非常に好奇心が旺盛な時期であり、学校で詳しい教育を実施すれば、家族でその内容を両親に報告し、いろいろ関連する項目を調べる可能性が高くなります。
数値的に考えると例えば、江戸川区の幼稚園～中学生までの生徒数が約6万6千人（H22/5）仮に、家に帰り両親等に報告し話し合うことで、本人＋両親で3名に防災教育を行った事と同様の効果が期待できる可能性があります。
江戸川区の人口が68万人（H24/7)期待できる効果の数が、約20万人とすると、区民全体の30%に教育の効果を推定できる事になります。（あくまでも想定ですが・・・）
そう考えると、教育の重要性とともに、子供たちが家で防災教育等の話をした時に、ご両親が丁寧に聞き対応し、興味を持続させることも重要かと思います。

防災は、教育・訓練の継続実施により少しでも被害を軽減できる可能性を構築する事かと
考えます。是非ご自宅でも防災について話をされてはいかがでしょうか？
ちなみに、江戸川区ではH24年7月26日8:30～12:00に江戸川河川敷（篠崎1丁目先）にて
江戸川区総合防災訓練が実施されます。
自由参加が可能な住民訓練等も用意されています。
平日ですが、参加されてはいかがでしょうか？
詳しくは江戸川区ホームページをご覧下さい。
（当社では、本件に関わる一切の責任は負いかねます。ご留意願います。）