防災対策ABC　（６）　家族と防災

”残暑お見舞い申し上げます。”

　今年は余り暑くない夏かな？と思っていましたが、このところ毎日のような酷暑ですね。
水分・塩分補給と、暑いところで無理はしないように心がけましょう。

もうじき、関東大震災の発生に由来する、防災の日が近づいてきました。年に数回各自治体等で防災訓練が
大規模に実施されます。
毎年行われている、「九都県市合同防災訓練」は政府が講演している大規模な訓練です。
今年は横浜市みなとみらい21中央地区で行われるようです。
日時：9月1日（土）
場所：みなとみらい21中央地区
1.救出・救助訓練（耐震バース）　午前10:30～12:30
2.展示ブース（20街区）　　　　　午前10:30～午後3時30分
大規模な訓練はそう多くないのですので、是非参加されてはいかがでしょうか。
詳しくは、九都県市合同防災訓練ホームページをご覧下さい。

さて、家族と防災について考えます。
家族が常に、同じ場所にいる場合は余り問題になりませんが、災害が発生する時に、必ずしも同一行動を
取っているとは限りません。特に家族の全員の安否は非常に重要な事項になります。
また、発災すると何時間かは電話が繋がりにくくなりますし、メールも遅れ気味になります。東京都では、
先の東日本大震災を踏まえ、帰宅困難者による混乱をなくす事を目的に、発災時に各企業の従業員を
一斉帰宅させずに、会社で待機するとした方針を示しました。
これらのことから、予め家族で話し合い、最低限次の項目を決めておく事が望ましいと考えます。
・避難場所（一時、広域）
　自治体で指定された避難場所を具体的にどこか決める
・緊急持ち出し物品
　非常用持ち出し物品の事前準備、防寒・防暑対策等
・家族の安否確認方法
　電話、メールが混乱による輻輳が予想されますので、
　災害伝言板サービスの活用を考える。
・話し合った内容をメモ等に記載し、家族に配る

事前の準備や、訓練はいざというときに有効です。
是非この機会に、検討されてはいかがですか？

（当社では、本件に関わる一切の責任は負いかねます。ご留意願います。）