防災対策ABC　（７）　風評？

春が近づき、杉花粉の時期も徐々に近づきつつあります。情報によると昨年比で2.1倍から2.7倍にもなるとのこと。（ウェザーニュースより）花粉症の皆様、対策を十分にされますように・・・

今年は、新年早々次の情報が飛び交っていました。

「８日の午前１１時３０分～午後４時に白い帯状の地震雲が発生している。このことから１月１０日から１１日以内（＋２日）、東北から関東（福島、茨城、千葉）でＭ６（±０．５）、震度５～６の地震が発生する恐れがある。同日の午後３～４時にも、別の白い帯状の地震雲が出ていて、１月１０日から１１日以内（＋２日）、関東（茨城、千葉、神奈川）でＭ５（±０．５）、震度４の地震が起きるかもしれない」

地震雲の第一人者の方の予測でしたが、幸いこの予想通りに地震は発生しませんでした。
結果として起こらなかったものの、両手を挙げて喜べる状況では無いかもしれません。

政府の地震調査委員会は１１日、今年１月１日を基準に、日本周辺で起きる地震の発生確率を計算した結果を発表した。それによると、東南海地震の今後３０年以内の発生確率は、昨年の７０％程度から「７０～８０％」に上昇。関東大震災と同タイプの地震も確率がアップした。１０日には、気象庁が昨年１年間の有感地震が３１３９回と発表している。３・１１以前の約１．８倍。緊張状態は続いている。（日刊ゲンダイより）

地震は予測が非常に難しいと言われています。誤報が続くと「オオカミ少年」と言われるがごとく、正しい情報も風評として処理される可能性があります。たくさんの情報が簡単に取得できる時代です。その情報を収集し的確に判断する事が求められます。

あわせて、いずれ来るであろう地震に対しては、常に緊張感を持って、準備する事が望ましいのでは無いかと考えます。地震には逃げるだけで無く、立ち向かい多くの人命や、財産を守る活動をする必要があります。まもなく3.11から2年になりますが、震災の状況を風化させずに、準備を引き続き行う事をお勧めします。

（当社では、本件に関わる一切の責任は負いかねます。予めご留意願います。）