独裁者のパラノイア

まさか21世紀の現代で先進国、ヨーロッパで戦争らしきことが起こるとは思いませんでした。


全く論理的に破綻しています。だから偽旗作戦なのでしょうが。2014年のクリミア併合も無茶苦茶な話ですが、やはり国際社会の遠慮や無関心もプーチン大統領の暴走の一因になっているのだと思います。


何しろ国内の紛争ではなくて独立国家に勝手に入っていく行為です。たとえは悪いかもしれませんが中国が沖縄の人に勝手にパスポートを配って勝手に独立を認めたと発表するようなものです。


しかも本来のドネツク州、ルガンスク州とは関係ない地域まで攻撃するのですから嘘で固めた侵攻理由を自ら嘘と認めるような全くの正当性のなさで正気の沙汰ではありません。


それに関してフランスのマクロン大統領が侵攻前に説得にあたりましたが以前（2019年12月）とは「もはや同じではなかった」「よりかたくなになり孤立している」と語ったということです。


米上院諜報特別委員会のルビオ上院議員はツイッターで「本当はもっとお話ししたいが今言えるのは誰もがわかる通りプーチン氏は明らかに何かがおかしいということだ」と指摘しました。


英インディペンデント紙によればルビオ氏はプーチン氏の精神状態について政府報告を受けているとのこと。


ググってみたら2020年11月の時点でクレムリンの内情に詳しいとされる政治評論家のソロベイ氏がパーキンソン病の兆候があると示唆したことで憶測が広がったとありました。


僕もプーチンの歩き方（歩様）が少し変だなと思ったのですがそれについてもKGBで右手を狙撃用に動かさないように訓練したからだとか様々な憶測が出てきます。


しかしやはりあの仮面用顔貌はそれを疑わせるものがあります。


顔つきに関しては美容外科の高須幹弥医師がプチ整形の根拠を上げていろいろ手を加えていて、何なら男性ホルモンもやっているのではないかとユーチューブで指摘していました。


勝手に他国に侵攻した上に「西側諸国が我が国に対し違法な制裁措置を取っているだけでなくNATOのリーダーたちも攻撃的な発言をしている」


という理由だけで核抑止力部隊に高い警戒体制への移行を命じています。核弾頭を6500発も持つ国家の最高権力者としてこれは精神状態がおかしいと各方面から思われるのが当たり前でしょう。


この侵攻の悲劇が何とか早く終結することを心から祈ります。


そのパーキンソン病ですが臨床では患者さんの関連症状の治療を何人か経験していますが、現在はいい薬が出ているので軽度であれば日常生活ではほぼ不自由なく生活している人がほとんどです。


睡眠障害（レム睡眠行動障害）がある患者さんはいましたが精神症状が出現している患者さんはいませんでした。


僕が発症の時から知っている患者さんは二人ですが、足の震えから始まった人と、手の震えから始まった人がいました。


いずれも安静時の震えで片側で左右差がありました。足が出にくいという訴えもともにありました。


また、共通していたのは二人ともひどい便秘症だったということです。


パーキンソン病は徒手検査や質問などを診療ガイドラインにのっとって行ったうえで診断されるので、確定診断は専門の脳神経科、神経内科などを訪ねるのがいいでしょう。


というわけでプーチンの行動とパーキンソンは全く関係ないと思います。助言者がいないゆえのパラノイアなのではないでしょうか。