輝かしい実績が物語る陸・海・空に及ぶ技術
松本産業 株式会社
住所:〒132-0021 東京都江戸川区中央1-10-15
電話:03-3652-6001
URL:http://www.matsumoto-ind.co.jp/
産業ナビリンク:http://edogawanavi.jp/shop/601735/
- 社会に役立つ陸・海・空の製品作り
- 幾多の実績が信頼を築き上げている
【事業内容】 社会に役立つ陸・海・空の製品作り
陸に・海に・空にと社会に役立つ様々な製品を造り続けている会社である。顧客のイメージやアイデアをもとに設計から製品まで一貫して社内で行っている。
陸に→各種水力発電プラント用のケーシング・ライナー・ガイドベーン等大型関連部品の製作を行う。
海に→港湾埋め立て事業、地盤改良事業における各種設備及び部品の設計・製作を行う。
空に→各種衛星打ち上げロケット用部品・治具・地上支援設備等の設計・製作を行う。
【活躍する製品】 幾多の実績が信頼を築き上げている
陸に→小河川や農業用水などの少量の水流を利用して稼働するマイクロ水車や、小型風力発電機なども活躍している。また製鉄・製鋼メーカー及び大手メーカーの生産ラインにおける諸材料のハンドリングツール(通称トング)もすでに4,000台以上の実績があり、現時点ですべてが無事故で稼働している。
海に→海底用地盤改良処理機は、先端のカッター部を回転させて海底を掘り進めた後、カッターを引き揚げながら、凝固用セメントを先端から出す装置で、埠頭や、堤防を建設する際の強固な海底地盤を連続して作りあげることを可能にしている。
空に→H-2Aロケットのサブ・ブースタ(SRB-A)の開発・製作に関わる各種部品・治具・ハンドリングツール等多くの品を供給する。長い経験の中で培った技術力が評価され、設計から製作まで社内で行い、顧客から大きな信頼を得ている。
【代表メッセージ】
代表取締役社長 松本洋之介 氏
―― 御社の今日に至るまでの経緯をお聞かせください。
私の祖父が石川県から東京に出てきまして、1933年(昭和8年)に松本製作所を江東区砂町で立ち上げました。当時は中島飛行機からの依頼で製品を造っており、その後、1942年(昭和17年)に江戸川区に移転しました。1950年代に中島飛行機系列からプリンス自動車が設立され、そこに知人がいたことから自動車関連品の製造を始めました。このプリンス自動車が日産自動車と合併し、後に宇宙航空事業部が立ち上げられました。そこで「宇宙関係の仕事をしないか」という話が持ち込まれ、1970年(昭和45年)に日本で初めての人工衛星を打ち上げた時にも私どもの製品が使われました。その後もこの分野の仕事に関わらせていただいております。現在では、それと合わせまして水力発電関連の部品、各種自動吊り具、地盤改良関係の仕事も行っております。
―― 日本は衛星ロケットの数ではロシア、アメリカに次ぐ3位です。ロケット製品に関してお聞かせください。
当社の製品は、実際にロケットに使用されているパーツもありますし、ロケットの製作・組み立てやハンドリング時に使用される製品もございます。これらは、お客様から図面をいただいて製作する時もあれば、仕様やご要望をお聞きしたうえで、設計・製作する時もございます。その際は、弊社の設備・技術に見合った図面を提案する事により、低コスト・短納期を実現できますし、ご依頼の品のみを作るのではなく「それが如何に便利に使われるか」までを考えております。
―― エコカンパニーとして環境に関していろいろ取り組んでいらっしゃいますが、その点をお聞かせください。
省エネ、省資源、ゴミ減少などの活動に取り組んでおります。具体的には廃棄物を出さない、排水をしないことで環境に与えるインパクトをなるだけ抑えております。また資材の有効活用でもReduce,Reuse,Recycle,Refuseを実践し、環境に配慮した生産を今後も行っていきたいと思っております。
―― 将来の御社の姿に関してお聞かせください。
お客様にとって「便利な(頼れる)会社」であることを維持継続したいと思っております。時代の変遷があろうと、1品1品の「手づくり」にこだわり、求められる品を求められる時に求められる品質とコストでお届けしたいと思っております。製品作りの流れの中には、設計、資材発注、製缶、溶接、機械加工、穴明け、組立、配線、品質管理、納期管理等がありますが、これらの工程すべてを責任持って行って参りたいと思っております。
―― 若い社員の方々へのメッセージをお願いします。
弊社は、年齢を問わず経験豊富な方を中途採用しております。そういった方々は即戦力ですので非常に助かっております。一方、新卒で採用した社員には主にOJTを実施しておりますが、彼らは良く頑張っております。さらに新卒者には、自分のやりたいことがあれば、関連した学校に通って知識・技術を習得する機会も提供しています。そんな若い人たちと一緒にいろいろな「ものづくり」ができたら大変うれしいです。